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Jリーグ 3か月前

期待ハズレ…。Jリーグ前半戦“ガッカリ”助っ人6人。2024シーズン、大苦戦する外国籍選手たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

FW:マルコ・トゥーリオ(ブラジル)

京都サンガF.C.
【写真:Getty Images】


生年月日:1998年3月13日(26歳)
所属クラブ:京都サンガF.C.
リーグ前半戦成績:12試合0ゴール0アシスト

 FWマルコ・トゥーリオにはゴールが欲しかった。即効性のある補強にはならなかったという点で「ガッカリ助っ人」に選んだ。

 オーストラリアのセントラルコーストでプレーしていたマルコ・トゥーリオは、今冬の移籍市場で京都サンガF.C.に活躍の場を移した。23/24シーズンのオーストラリア1部リーグでは11試合5ゴール4アシストを記録。京都の公式サイトがマルコ・トゥーリオを「足元の技術に長けた万能型ストライカー」と紹介するように、同選手は中央でもサイドでもプレーできるポリバレントな選手で、自らゴールを奪うことも、味方の決定機のお膳立てもできる器用なフォワードだ。

 第1節柏レイソル戦(1-1)で早速Jリーグデビューを果たし、その後もコンスタントに出場機会を得ていたマルコ・トゥーリオだったが、なかなか数字に残る活躍が見せられない。加えて、4月以降はベンチを温める試合やベンチ外の試合が増加。献身的なプレーができる選手であり、決して悪いプレーだけではなかったが、不振に陥っているチームを救う存在にはなれなかった。
 
 しかしながら、先日行われた第21節湘南ベルマーレ戦(1-0)で原大智のゴールをふわりと浮かせたパスでアシスト。ようやくリーグ戦で数字に残る活躍を見せることに成功した。マルコ・トゥーリオにはこのまま好調を維持して、さらにもっと多くの決定的なプレーに期待したい。チームへの犠牲を惜しまない献身的なストライカーは、降格圏に沈む京都を後半戦で浮上させることができるだろうか。

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【了】

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