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フォーカス 3か月前

忘れてはいけない…。サッカーU-23日本代表、パリ五輪招集外の功労者6人。4年間を支えた男たち【パリ五輪】

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

MF:山田楓喜(やまだ・ふうき)

サッカーU-23日本代表の山田楓喜

【写真:2024 Asian Football Confederation (AFC)】


生年月日:2001年7月10日
所属クラブ:東京ヴェルディ
2024リーグ戦成績:12試合3得点0アシスト

 AFC U23アジアカップ2024優勝を手繰り寄せるゴールを決めた山田楓喜も、最終メンバーのリストに名を連ねることはなかった。

 アジアの頂点を決める一戦となったU-23ウズベキスタン代表戦は、互いに我慢比べをするような試合展開に。だが、延長戦突入も視野に入っていた90+1分、均衡を破ったのは山田の左足だった。MF荒木遼太郎(FC東京)のヒールパスを受けると、相手の寄せが甘くなったと見るや得意の左足を一閃。低い弾道の強烈なシュートがゴール左に突き刺さり、U-23日本代表は1-0で勝利して2016年大会以来2度目の優勝を果たした。

 大岩ジャパン発足時からチームに多くの貢献をしてきた山田。強烈なミドルシュートや足元の高い技術はもちろん、セットプレーのキッカーを担ってきたこともあり、五輪のような短期決戦のトーナメント大会では重宝されることが予想されていた。だが、U23アジアカップの激闘を終えた後には心身の疲労が重なり、東京ヴェルディで戦線離脱を余儀なくされることに。大岩剛監督が視察に訪れた先月29日の横浜F・マリノス戦では先制点を演出して復活をアピールしたが、パリには手が届かなかった。

 U-23日本代表に“彩り”を与えてくれた山田の左足が、ファンの脳裏から忘れ去られることはないだろう。

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