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「イライラした」イングランド代表FW、出場機会の少なさに不満を示す「常に厳しい状況に…」【ユーロ2024】

text by 編集部 photo by Getty Images

UEFAユーロ2024(EURO2024)最新ニュース

イヴァン・トニー
【写真:Getty Images】



不満を示すも代表への貢献を誓ったトニー


 UEFAユーロ2024(EURO2024)・準々決勝、イングランド代表対スイス代表の試合が現地時間6日に行われる。イングランド代表はグループリーグからラウンド16のスロバキア戦まで苦戦しながら勝ち上がってきた。米メディア『EUROSPORT』は、現地時間4日に同国代表FWイヴァン・トニーのコメントを報じている。


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 イングランド代表はグループリーグでセルビア代表に1-0、デンマーク代表に1-1、スロベニア代表に0-0と1勝2分の勝ち点5で首位通過した。そして、ラウンド16のスロバキア戦では相手に先制を許しながらも、後半アディショナルタイムにジュード・ベリンガムが劇的な同点ゴールを決めたことで土壇場で追いつき、延長戦にハリー・ケインが決勝点を決めて2-1の勝利をおさめている。

 大会開催前は優勝候補の一角だと思われていたものの、低調なパフォーマンスが続いておりベスト8で激突するスイス代表との試合も厳しい展開が予想される。所属クラブのブレントフォードではエースストライカーとして活躍し、代表チームでもフィニッシャーの役割を期待されていたトニーはここまで出場機会がない状況だった。

 しかし、スロバキア戦の後半アディショナルタイムに投入されると、延長戦ではケインの決勝弾をアシストする見事な活躍を残している。同選手は、ここまであまり出場機会に恵まれない状況について、「(試合終盤に投入されて)イライラした」と認めつつも、「まだ(延長戦を含めて)30分間残っていた。そのため、その気分から抜け出して集中しなければならなかった」と、気分を切り替えてプレーしたことが決勝弾のアシストに大きく影響したこと明かした。

 また、「ある人々は私のことを控え選手と呼び、他の人はフィニッシャーと呼んでいる」と難しい状況でのプレーを強いられていることを告白しつつ、「準備は万端でなければならない。(出番が来るのは)常に厳しい状況になるだろう、しかし、トーナメントで優勝するには11人以上の選手が必要だ」と、控え選手として全力を尽くすことを誓っていた。

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【了】

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