UEFAユーロ2024（EURO2024）最新ニュース

【写真：Getty Images】

元ドイツ代表監督ユルゲン・クリンスマン氏がイングランド代表のシステムに言及

　UEFAユーロ2024（EURO2024）・ラウンド8、イングランド代表対スイス代表が現地時間6日に行われる。この一戦を前に、今大会で苦しみながら勝ち進むイングランドに対し、元ドイツ代表監督のユルゲン・クリンスマンがシステムの変更の可能性に言及した。英紙『ザ・サン』が2日に報じている。

　クリンスマン氏はこれまでバイエルン・ミュンヘンやアメリカ代表、ヘルタ・ベルリンを率い、昨年から今年の2月までは韓国代表の指揮を執っていた。2004年7月から2006年11月までは母国ドイツ代表監督を務め、欧州屈指のナショナルチーム指揮官としてワールドカップドイツ大会を戦った。

　同氏は、ユーロ2024のイングランドについて「（ガレス・）サウスゲート監督はスイス戦でハリー・ケインとイヴァン・トニーを2トップに据えた4-4-2フォーメーションを活用するだろう」と予想する。「十分に効果があると思う。指揮官は自分の直感を信じなければならず、その決定に躊躇してはいけない」とクリンスマン氏は見解を示し、イングランドの基本形である4-2-3-1からの移行を推奨した。システム変更のポジティブな影響として、同氏は以下のように述べる。

「ケインのような本物の9番にとって、パートナーがいることは肉体的な負担を大きく軽減してくれる。それは素晴らしい自由だ。ケインとトニーのようにハードワークする2人のフロントマンは、相手にとって真の脅威となる。トニーは空中戦で大きな影響を与え、チームに異なるダイナミズムをもたらすことができるだろう」

　なお、イングランドが2-1で勝利したスロバキア代表戦では、ケインの決勝点をトニーがアシストしている。