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明治安田J1リーグ第21節、川崎フロンターレ対サンフレッチェ広島の試合が6月29日にUvanceとどろきスタジアム by Fujitsuで行われ、1−1の引き分けに終わった。長きに渡って川崎を牽引してきた小林悠は、勝利から遠ざかる川崎の現状を憂い、自らに矢印を向けた。(取材・文:藤江直人)
言い訳にはならない。2試合連続のシュート0本
求められている仕事とは何なのか。自問自答を繰り返した川崎フロンターレのベテラン、36歳のFW小林悠は自らに矢印を向けながら、ホームのUvanceとどろきスタジアム by Fujitsuのピッチに足を踏み入れた。
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戦列復帰を果たして3試合目。先発して66分までプレーした22日のアルビレックス新潟戦、80分から途中出場した26日の湘南ベルマーレ戦と、小林が放ったシュートはともに0本だった。
怪我明け、という状況は言い訳にならない。小林自身、コンディションを問われると「大丈夫です」と即答する。J1歴代で7位につけ、現役に限れば168ゴールのFW興梠慎三(浦和レッズ)に次ぐ通算140ゴールをマークしているストライカーは、貪欲なまでにシュートを意識してチャンスを待った。
ドリブルでもちこんでゴールを陥れるタイプではない。相手ゴール前における特異な動き出しをストロングポイントだと自負し、味方とのコンビネーションを駆使しながら勝負を挑んでいく。
それでもサンフレッチェ広島と対峙した、6月29日のJ1第21節はちょっと違った。最初の交代カードとして、FW山田新に代わって投入されてから9分後の71分。小林の一撃がスタンドを沸かせた。