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【写真：Getty Images】

バルサは財政難に苦しみ主力を放出か？

　財政難に苦しむバルセロナは、今夏の移籍市場において多くの主力選手に対するオファーにも耳を傾けなければいけない状況のようだ。スペインメディア『SPORT』は、同クラブに所属するジュール・クンデ獲得にアーセナルが関心を示しており、状況によっては同選手の売却を検討していると現地時間1日に報じている。

　バルセロナに所属するクンデは、今季リーグ戦35試合に出場し1得点2アシストをマーク。現在開催されているUEFAユーロ2024（EURO2024）では、フランス代表の主力としてここまで全試合に出場している。クラブそして代表でも活躍するワールドクラスの選手だが、財政難に苦しむクラブは売却を検討しているようだ。

　そして同選手獲得に関心を示しているのが、プレミアリーグのアーセナルだ。英メディア『90MIN』は、「財政難に対処するためバルセロナは主力であったとしてもオファーに耳を傾けざるを得ない。クラブはクンデの移籍金として6000万ユーロ（約96億円）を求めている」と伝えられており、クンデの移籍が実現すれば移籍金で収入を得られるだけではなく、給与負担の大幅軽減にもつながる。

　もっとも、記事では、アーセナルがフランス代表選手に関心を示しているのは間違いないものの、去就は同僚でウルグアイ代表DFのロナルド・アラウホの移籍が成立するかどうか次第だと指摘していた。アラウホも今季はクラブの主力として活躍してきたが、シーズン途中から弱冠17歳のカンテラ出身DFパウ・クバルシの台頭によって「売却不可」の絶対的な存在ではなくなってしまった。

　果たして、バルセロナはアラウホの放出を進めるのだろうか、それともクンデを売却する決断を下すのだろうか。