6位:荒木遼太郎(FC東京)
生年月日:2002年1月29日(22歳)
前所属クラブ:鹿島アントラーズ
今季リーグ戦成績:14試合6得点0アシスト
パリ五輪世代の荒木遼太郎は、鹿島アントラーズからの期限付き移籍でFC東京に加入している。
開幕戦のセレッソ大阪戦で2得点を挙げる衝撃的なデビューを果たすと、第6節までに5得点を決めた。その活躍が評価されて、AFC U-23アジアカップ2024を戦うU-23サッカー日本代表に呼ばれている。大会を終えた後、第15節以降は得点が止まっていることは気がかりではあるが、やはり攻撃のカギを握る選手であることは間違いなく、荒木が加入していなければ、いまごろFC東京はもっと厳しいシーズンになっていただろう。
荒木は、ここまでチームトップの6得点を記録しているほか、枠内シュート10本もチーム最多の数字だ。セットプレーのキッカーを務めるほど精度の高いキックがあり、自ら決めることも、味方を活かすこともできる。プレーのバリエーションが豊富で、常に複数の選択肢を持ってプレーしている印象で、攻撃のあらゆるタスクをこなせる選手だ。
プロ2年目の2021シーズンにリーグ戦36試合出場10ゴール7アシストを記録してベストヤングプレーヤー賞を受賞した荒木は、その後負傷もあってなかなか飛躍できずにいた。FC東京にとってだけでなく、荒木にとってもキャリアのターニングポイントになり得る移籍となるかもしれない。