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明治安田J1リーグ第21節、浦和レッズ対ジュビロ磐田が6月30日に行われ、3-0で浦和が勝利した。なぜ磐田は反撃の糸口を見つけられなかったのか。リーグ戦3戦無敗だった磐田が、浦和戦で露呈した機能不全は決して小さくない問題だった。(取材・文:河治良幸)
浦和レッズに完敗。大きな差があった。
埼玉スタジアム2002に乗り込んだ浦和レッズとの対戦で、ジュビロ磐田は3−0で敗れた。結果を見ただけでも完敗であることは分かるが、磐田にとってさらにショッキングだったのが、試合のスタッツだ。ボール保持率は浦和が70%で、磐田は30%と大きな差がある。さらにシュート数を見ても、浦和が24本を記録しているのに対し、磐田は7本だった。
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前節の東京ヴェルディ戦が、3-0という絵に描いたような勝利だっただけに、たった4日で対象的な内容と結果になったことはチームとしての課題を露呈したと言える。試合を前に、横内昭展監督は「(ホームで1−1だった)前回もチャレンジしましたけど、相手にボールを持たれましたし、内容的にはかなり押し込まれた時間が長かった。それを我慢強くやれたのは僕らにとって自信になりましたけど、前回対戦よりも自分たちの時間を増やしたい。そこがチャレンジになってくるところだし、チャレンジしたい」と語っていた。
その言葉通り、試合の入りを見ても決して、最初から自陣に引きこもって、ボールを奪ったらカウンターという戦いを狙っていた訳ではない。しかし、結果としては自由にボールを高い位置まで運ばれて、ゴール前で耐えるという時間が増えてしまった。そうなってくると磐田の攻撃もスタートポジションが低くなり、リズムに乗る浦和に高い位置からプレッシャーをかけられる。
守護神の川島永嗣も「動かせるところは勇気を持って、ボールを動かそうというのは言ってましたけど、相手にとって脅威になることは全然できてなかったし、相手の網の中でしかプレーすることができなかった」と険しい表情で振り返る。