FW:ラファエル・レオン(ポルトガル代表)
【写真:Getty Images】
生年月日:1999年6月10日
グループリーグ成績:2試合0得点0アシスト
ラファエル・レオンは所属するミランでは抜群の存在感を放っているが、ポルトガル代表ではイマイチ波に乗れていない。今大会は開幕から2試合続けてイエローカードを貰ったことで、第3戦は早くもサスペンションの関係で欠場となった。
レオンが代表で主役になれない理由は今大会以前から明らかだった。クリスティアーノ・ロナウドやベルナルド・シウバ、ブルーノ・フェルナンデスら周りの選手との相性が悪く、ポジションを入れ替えながらゴールに迫りたい彼らに対して、このスピード自慢のドリブラーは球離れが悪いため攻撃が停滞する。
レオンを中心としたチーム作りをすれば彼の良さが活きるかもしれないが、現状の代表チームは異なる。チェコ代表との初戦、トルコ代表との第2戦でも彼の持ち味が発揮されたシーンはほぼ見られず、シュートもわずか2本に留まった。攻撃陣の中でかなり浮いた存在だ。
この事象を見た元イタリア代表DFジョルジョ・キエッリーニ氏はイタリア版『Sky Sports』にて、「レオンがロナウドの最高のパートナーだとは思わない。彼はいつも余計な1タッチをするのでリズムが合わない」と発言。前回大会で母国を優勝に導いたレジェンドDFから見ても、2人の補完性の悪さが気になるようだ。