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移籍を考えるべき? 出場機会に飢える外国人Jリーガー(3)J1昇格の立役者→ベンチ…。満足しているわけがないFW

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

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2月に開幕した明治安田生命J1リーグも第17節までを消化し、シーズン後半に差し掛かっている。期待通りの活躍を見せる選手がいる一方で、高い能力を有していてもクラブの事情などで出場機会が与えられない外国人がいる。今回は今季のJリーグで出場機会が得られていない外国人選手を紹介する。(成績は『transfermarkt』を参照)


FW:ミッチェル・デューク(オーストラリア代表)

町田ゼルビアのミッチェル・デューク
【写真:Getty Images】

生年月日:1991年1月18日
所属クラブ:FC町田ゼルビア
今季リーグ戦成績:15試合2ゴール0アシスト

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 FC町田ゼルビアのミッチェル・デュークは、大活躍した昨季とは打って変わって厳しい状況に置かれている。

 2015年から2018年までの4シーズンを清水エスパルス、2021年から翌年までの2シーズンをファジアーノ岡山で過ごしたデュークは、昨季に町田ゼルビアへと加入した。加入1年目は黒田剛監督のサッカーにおいて不可欠なターゲットマンとして効果的な働きを見せ、J2で2桁ゴールも記録した。

 町田のJ1初昇格の原動力となったデュークだが、今季のJ1に吹き荒れる町田旋風にはまだ乗り切れていない。今季ここまで15試合には出場しているものの、スタメン出場は1試合もなく、出場時間は第17節終了時点でわずか211分のみだ。

 決して選手個人のプレーが悪いわけではない。このオーストラリア代表FWの競合相手となるのはオ・セフン。194cmの屈強な体で、強引に前線でボールを保持しチャンスを拡大するポストプレーヤーは町田躍進の立役者の1人である。同じようなプレースタイルであるデュークにとっては相手が悪すぎるといえるだろう。

 2トップのもう片方はU-23日本代表の藤尾翔太が務め、付け入る隙がない。今夏に藤尾がパリ五輪に参戦するとなれば、よりチャンスは巡ってくるはずだが、その前にクラブを離れる決断をしたとしても不思議ではない。

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【了】

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