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「失敗したのは私の責任」ベスト16でユーロ敗退が決まったイタリア代表。指揮官が敗北の原因を語る「時間が足りなかった」

text by 編集部 photo by Getty Images

UEFAユーロ2024(EURO2024)最新ニュース

ルチアーノ・スパレッティ
【写真:Getty Images】



ベスト16で姿を消すことになった前大会王者


 UEFAユーロ2024(EURO2024)・ラウンド16、イタリア代表対スイス代表が現地時間29日に行われた。試合はスイス代表が2-0で勝利している。試合後、ベスト16で姿を消すことになったイタリア代表の敗北の原因について語るルチアーノ・スパレッティ監督のコメントを米メディア『ESPN』が報じている。


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 立ち上がりは一進一退の攻防だったものの、試合は徐々にスイス代表のペースに。37分には、左サイドでボールを持ったルベン・バルガスからボックス内に飛び込んだレモ・フロイラーにグラウンダーのパスが入ると、うまく受けたフロイラーがファーストコントロールから浮いたボールをボレーシュート。これがゴールネットに突き刺さり、スイスが先制に成功した。イタリア代表の攻撃はなかなか機能せず、前半はシュート1本と不甲斐ない結果に終わってしまった。

 後半早々にスイス代表が追加点を決めると、イタリアは選手交代などで流れを変えようと試みるがうまくいかず。結局ゲームは0-2のまま終了し、前回王者が早々に大会から去ることになるという結果に終わった。

 試合後、イタリア代表を率いるスパレッティ監督は、「失敗したのは私の責任」と前置きした上で、「我々が失敗したのは私のチーム選択のせいであり、決して選手のせいではない」と、選手たちのパフォーマンスは悪くなかったと語っていた。

 一方で、「チームをもっとよく知るための時間が足りなかった。他のコーチは全員、大会が始まる前に30試合以上試合をしていたが、私の場合は10試合しかなかった」とも言及している。同監督は23年9月から代表チームの指揮官に就任しており、他のチームと比べると試合を通してチームを構築していく時間が足りなかったのは事実だろう。

 アッズーリの指揮官は、「何かを構築できる可能性はあるが、もう少し時間がかかる」と述べた上で、「私にはそれほど多くの時間があったわけではない。私の前任者たちを見れば、彼らのほとんどは私よりも多くの試合をこなせていた」と、今後チームとして成長していくためには時間がかかることを強調していた。

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【了】

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