UEFAユーロ2024（EURO2024）最新ニュース

イタリア代表は連覇ならず…

　UEFAユーロ2024（EURO2024）・ラウンド16、イタリア代表対スイス代表が現地時間29日にベルリン・オリンピアシュタディオンで行われた。イタリアはジャンルイジ・ドンナルンマやニコロ・バレッラ、スイスはグラニト・ジャカやマヌエル・アカンジらがスタメンに名を連ねている。

　試合は立ち上がりこそ一進一退の展開となったが、徐々にスイスのペースに。すると37分、左サイドでボールを持ったルベン・バルガスからボックス内に飛び込んだレモ・フロイラーにグラウンダーのパスが入ると、うまく受けたフロイラーがファーストコントロールから浮いたボールをボレーシュート。これがゴールネットに突き刺さり、スイスが先制に成功した。

　一方のイタリアは効果的な攻めを全く繰り出せず。シュート1本という散々な内容で前半を終えることになった。

　後半、ルチアーノ・スパレッティ監督はステファン・エル・シャーラウィに代えてマッティア・ザッカーニを投入し、ピッチ内での変化に期待する。しかし、開始早々の46分、バルガスに美しいコントロールシュートを決められ、リードを2点に広げられてしまった。

　連覇に向けかなり厳しい状況に追い込まれたイタリアはその後、選手交代を行いながら反撃を試みるも、アカンジを中心としたスイスの守備を前にほぼ決定機を作れず。結局ゲームは0-2のまま終了し、前回王者が早々に大会から去ることになった。

　一方で完封勝利を収めたスイスは2大会連続のベスト8入りとなっている。

【得点者】
37分 0-1 レモ・フロイラー（スイス）
46分 0-2 ルベン・バルガス（スイス）