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Jリーグ 4日前

一番ヤバいのは? J1降格危険度ランキング1〜5位。1位は北海道コンサドーレ札幌に…。

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

1位:北海道コンサドーレ札幌

北海道コンサドーレ札幌
【写真:Getty Images】


前半戦順位:20位
前半戦成績:19試合2勝5分12敗

 前半戦を終えて、J2降格の危険性が最も高いクラブは北海道コンサドーレ札幌で間違いないだろう。リーグ戦の勝利は第14節以降なく、ここまで歩き続けてきた暗いトンネルはまだ出口が見えてこない。先日行われた第20節FC東京戦(0-1)に敗れ、後半戦は黒星スタートとなった。

 ミハイロ・ペトロヴィッチ監督が目指すのは、攻撃的で魅力的なサッカーであることは言うまでもない。しかしながら、前半戦19試合の得点数は16にとどまった。指揮官の理想とは大きくかけ離れた数字だ。

 リーグワースト2位の得点数になった原因の1つに、昨季の主力選手たちの不在を埋められなかったことが挙げられる。今季は小柏剛、金子拓郎らがクラブを去り、残留した浅野雄也はハムストリングの負傷で戦線離脱。小柏の代役として鈴木武蔵を獲得したが、古巣復帰のストライカーはここまでリーグ戦0ゴールと不発に終わっている。選手の退団と負傷離脱、そして補強失敗という3つのダメージを受けて攻撃の質がガクンと落ちてしまった。

 加えて、札幌は守備にも不安要素を抱えている。失点数はリーグ最多。マンツーマンディフェンスを採用しているが、1対1で札幌の選手が負ける(振り切られる)場面が散見され、空いたスペースを他の選手がカバーできていない。採用したコンセプトが破綻してしまっている。大きく開いた得失点差は、降格圏脱出に大きな足枷になりそうだ。

 クラブは、21日にフリーとなっていたDF大崎玲央の獲得を発表。残留へ向けたテコ入れのために動き出している。

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【了】

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