3位:京都サンガF.C.
前半戦順位:19位
前半戦成績:19試合3勝5分11敗
京都サンガF.C.は、勝ち点14の19位で後半戦を迎えることになった。今季はまだ3勝しか挙げられておらず、そのうちホームで勝った試合はわずか1試合のみ。サポーターは歯がゆい日々を過ごしている。
現状の戦力では、どの監督でも残留争いに巻き込まれないチームを作ることはできないだろう。そう思えるくらい、J1レベルで戦える選手が各ポジションに足りていない。
特にディフェンスを早急に立て直すべきなのではないだろうか。京都は前半戦19試合でリーグワーストの15得点、リーグワースト2位の34失点を記録しており、攻守両局面で精彩を欠いている。どちらの方を優先的に取り組むべきかなど議論できる状況ではないが、まずは「良い守備から良い攻撃へ」だ。
チームを率いる曺貴裁監督はディフェンスラインを高く設定しているが、これに適した選手が少なすぎる。背後に空いたスペースをカバーできるだけのスピード、身体能力を持った選手を揃えなければ、ハイラインのメリットは希薄になりデメリットが増大。相手にぶち抜かれる一方だ。今夏の補強でセンターバック、サイドバックに信頼を置ける選手を増やしていきたい。
クラブは27日に、名古屋グランパスからMF米本拓司をレンタル移籍で獲得したことを発表した。元日本代表MFはボール奪取に優れ、攻守の要になれる即戦力だが、他ポジションと比べて中盤の頭数は揃っている。厳しい戦力となっている京都の攻撃陣、守備陣にどのような補強がなされるか、ここが今夏の注目ポイントだ。