スコットランド代表(グループA)
【写真:Getty Images】
グループリーグ成績:4位(0勝1分2敗)
ドイツ代表の快勝で幕を開けたユーロ2024(欧州選手権)。その対戦相手だったスコットランド代表は0勝1分2敗でグループリーグ敗退となった。
実力的に厳しかったのはドイツ代表との初戦を見れば明らかだ。最初から最後まで相手の思うように攻め続けられ、スコットランド代表の選手たちはほとんど自陣にいたまま90分が過ぎた。この試合ではオウンゴールから1点を返したが、シュート自体は0本に終わっている。
「OptaJoe」の公式『X』によると、今大会のグループリーグでスコットランド代表は17本のシュートに留まったそうだ。グループリーグが導入された1980年以降の大会では、2016年大会の北アイルランド代表と並んで史上ワーストの数字とのこと。この時点で厳しいのは明らかだ。
そして苦しかったのは攻撃だけではない。守備もグループリーグを戦ったチームでワーストの7失点を喫している。特に厳しかったのが右SBである。本来スコットランド代表にはネイサン・パターソン(エバートン)とアーロン・ヒッキー(ブレントフォード)というプレミアリーグで主力として活躍する選手がこのポジションにいるのだが、彼らは怪我のために出場できなかった。
その代わりで出場したアンソニー・ラルストンは所属するセルティックでも控えと、そもそも実力に疑問符がつき、スイス代表との第2戦では彼のバックパスが奪われて失点に関与。それ以外の2試合でもパフォーマンス的には厳しく、主力選手の不在も響いた。