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このままではマズイ…。J1リーグ、前半戦ガッカリだった6チーム。期待とは裏腹…。成績が落ち込んでいるのは?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

湘南ベルマーレ

湘南の監督・山口智
【写真:Getty Images】

前半戦順位:18位(勝ち点15)
前半戦成績:19試合3勝6分10敗(24得点34失点)

湘南ベルマーレは昨季、シーズン中盤に15試合連続勝利なしを記録し長い期間最下位に沈んでいたが、後半戦巻き返してなんとか15位に滑り込んだ。

 今季も第3節から第11節まで勝利がなく、前半戦は18位に沈んだ。苦戦する要因に、ビルドアップがあるだろう。3バックの選手同士の間隔が横に開きすぎており、最終ラインでボールを持った際パスコースが無くなり、相手の前線からの猛プレスに襲われる場面が多く見受けられた。

 その上、勝ち点を取りこぼすゲームが多い。第14節の柏レイソル戦では、試合終盤のレッドカードで選手が退場した次のプレーで勝ち越し点を献上し、第19節のFC東京戦では25本のシュートを放ち、そのうち9本が枠内シュートでありながら得点を奪えず敗れた。ミスからそのまま相手の決定機につながる場面も多く、詰めの甘さが目立ってしまっているというのが現状だ。

 そんな中でも明るい兆しはある。今季アビスパ福岡から加入したルキアンが7得点と圧巻のプレーを見せ、23歳の福田翔生も6ゴールと絶好調。町野修斗や大橋祐紀が抜けた穴を埋めるほどの活躍を見せている。昨季も後半戦の快進撃で降格圏から脱出したように、湘南は後半戦に強いクラブだ。この2人を中心とした攻撃で浮上を狙っていきたいところである。

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