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2月に開幕した明治安田生命J1リーグも第17節までを消化し、シーズン後半に差し掛かっている。期待通りの活躍を見せる選手がいる一方で、高い能力を有していてもクラブの事情などで出場機会が与えられない外国人がいる。今回は今季のJリーグで出場機会が得られていない外国人選手を紹介する。(成績は『transfermarkt』を参照)
FW:フロート(U-21オランダ代表)
【写真:Getty Images】
生年月日:1998年3月13日
所属クラブ:柏レイソル
今季リーグ戦成績:1試合0ゴール0アシスト
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NECナイメヘンからプロキャリアをスタートさせたフロートは、193cm99kgという強靭なフィジカルを活かし、16/17シーズンには10代ながらリーグ戦20試合5ゴールの好成績を残している。オランダの世代別代表に選出されており、有望株だったといえるだろう。
その後、リーズ・ユナイテッドやVVVフェンロなど欧州クラブを渡り歩き、2023年に柏レイソルへと加入した。加入当初はCFの位置でスタメン出場することも多かったが、細谷真大の覚醒もあって出場機会が激減し、最終的にはリーグ戦17試合の出場に留まった。
今度こそ定位置獲得へと意気込んだ2024年シーズンだったが、フロートにチャンスが訪れない。基本的に2トップの布陣で戦うレイソルだが、主に細谷とコンビを組むのはマテウス・サヴィオや小屋松知哉、木下康介などで、オランダ人FWの序列は4番手以下となっている。細谷がU-23アジアカップ参戦でクラブを離脱した際も、ベンチに入ることすら出来なかった。
ライバルの細谷はパリ五輪参加のため、今夏に再びクラブを離れることが予想されるが、カップ戦でも途中出場、ベンチ外となっている現状を見ると、フロートが今後も大きく評価を上げる未来は見えてこない。出場機会を求めるなら、移籍を検討するのもひとつの手だろう。
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【了】