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不運な負けと幸運な勝ち。サンフレッチェ広島は「勝ち切れる強さを身につけたい」。大橋祐紀は「最高の補強」【英国人の視点】

シリーズ:英国人の視点 text by ショーン・キャロル photo by Getty Images

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明治安田J1リーグ第19節、柏レイソル対サンフレッチェ広島が22日に行われ、0-1で広島が勝利した。不運な負け方をした3日前から、粘り強く勝利を手繰り寄せた広島は、リーグ最少の3敗でシーズンを折り返した。優勝争いに残り続けるためには何が必要なのか。(取材・文:ショーン・キャロル)


リーグ最多得点のサンフレッチェ広島

サンフレッチェ広島
【写真:Getty Images】

 サンフレッチェ広島は土曜日、柏レイソルとのアウェー戦で粘り強く、辛抱強く戦い、幸運にも1-0で勝利を収めた。ミヒャエル・スキッベ監督率いるチームには、確かにいくつかの課題を抱えているものの、シーズン後半に向けて自信を持つ理由はたくさんある。

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 19試合を消化したサンフレッチェは、2023シーズンの中間点よりも3ポイント上回っている。リーグ最多となる35ゴールを挙げる一方で、3敗はリーグ最少となっている。

 倒すのが難しいチームになったという事実は、もちろん、タイトル挑戦者としてのプレシーズンの期待に応えるチャンスが高まっていることを示している。その一方で、11月に祝杯を挙げるためには、レイソル戦のような勝利をさらに積み重ねる必要がある。2024年に入ってからこれまでのところ、引き分けは8回で、東京ヴェルディに次いで2番目に多い。

 しかし、彼らは関東での最近の2試合で見事なまでに粘り強い戦いを見せている。6月19日の横浜F・マリノス戦では10人になった後に2-3で敗れるという、最終的には終盤の不運な打撃を何度か受けたものの、3日後のレイソル戦の結果は非常に励みになるものだった。

「3日前は運悪く負けてしまったが、今日は逆で、幸運にも勝てた」とスキッベ監督は柏での試合後に語った。

「3日前の横浜FM戦はアンラッキーで負けてしまった部分があったと思います。ただ、今日はその反対でラッキーで勝てました。あれだけの攻撃を受けながら失点ゼロで抑えられたことに関して、チームは自信を付けたのではないかと思います」

 ベテランDFの塩谷司も、三協フロンテア柏スタジアムで苦戦の末に勝利を収めたことに同様に安堵した様子だった。

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