首位ターンのFC町田ゼルビア「もっともっとできる」
「でも、もっともっとできる、という印象です。自分たちが目指している目標に対して、いまの順位はもちろん評価できるものですけど、もっと勝ち点を取れた試合がありました。個人としてもチームとしても課題が多く出たので、それらを修正しながら、後半戦でより多くの勝ち点を獲得していきたい」
息つく間もなく中3日の26日には、敵地ノエビアスタジアム神戸で神戸との後半戦の初戦に臨む。ホーム扱いとなった国立競技場で行われた前半戦で、町田は1−2で昨シーズンの覇者に敗れている。さらに中3日の30日には再び敵地パナソニックスタジアム吹田で、開幕戦で1−1と引き分けたガンバ戦が待つ。
「後半戦のスタートで神戸とガンバ、前半戦で負けたチームと引き分けたチームが相手なので、自分たちが勝って後半戦でいい流れに乗れたらと思う。そういうポジティブな考え方で臨んでいきたい」
最新のJ1戦線で神戸は町田と勝ち点6ポイント差の4位に、ガンバは同2ポイント差の3位につけている。今後をうらなう意味でも重要なウエートを占める敵地での連戦。特に谷は4月の神戸戦では出場停止だった。約1年半ぶりに招集された森保ジャパンで刺激を受け、685日ぶりにキャップを上積みしたシリア戦でこれまで、そしてこれからも進んでいく道が正しいと確信した谷が放つ存在感がますます大きくなっていく。
(取材・文:藤江直人)