フットボールチャンネル

Jリーグ 5か月前

「僕の目標はずっと変わらない」谷晃生がFC町田ゼルビアで信じる道。「選手は半年でも大きく変わる」【コラム】

シリーズ:コラム text by 藤江直人 photo by Getty Images

谷晃生の成長「まだまだ切り開く過程」


「切り開いた、という感覚は僕にはないですね。まだまだ(切り開いている)過程だし、これからもっともっとキャリアが待っていると自分のなかでは思っているので。ただ、どのように成長しているのかを自分自身が感じるのは難しい。だからこそ、周りからそう(成長していると)思ってもらえたらと思うし、自分はチームの結果や自分のパフォーマンスに対して、もっともっとフォーカスしていきたい」

 福岡戦はシーズンの折り返しとなる一戦でもあった。試合そのものはスコアレスドローに終わったが、逆に考えれば、谷のビッグセーブがなければ敗れていたおそれもある。続いて行われた一戦で2位の鹿島アントラーズが浦和レッズと引き分けたため、勝ち点2ポイント差のまま町田の首位ターンが決まった。

 19試合を終えて12勝3分4敗と勝ち点39ポイントを積み重ねた。勝利数は20チームのなかでもっとも多く、引き分け数と敗戦数はともに2番目に少ない。31を数えた総得点はサンフレッチェ広島と鹿島に次ぐリーグ3位につけ、逆に16を数えた総失点はガンバとヴィッセル神戸に次いで少ない。

 さらにFC東京、東京ヴェルディの東京勢とともに連敗を喫していないが、黒星を喫した翌節ですべて勝っているのは町田だけとなる。初めて挑むJ1リーグで刻んできた軌跡を、谷は「悪くはない」と振り返る。

1 2 3 4 5 6 7

KANZENからのお知らせ

scroll top
error: Content is protected !!