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フォーカス 7日前

このままだと失敗…。前半戦ガッカリだったJ1の新戦力10人。力を発揮できなかったのは?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

MF:山本悠樹(川崎フロンターレ)

川崎フロンターレの山本悠樹
【写真:Getty Images】


生年月日:1997年11月6日(26歳)
前所属クラブ:ガンバ大阪
2024リーグ戦成績:10試合0得点0アシスト

 山本悠樹は、大学卒業後の2020年にガンバ大阪でプロとしてのキャリアを始めた。プロ1年目からコンスタントに出場し、今季からは川崎フロンターレに加入した。

 技術力の高い山本は、新たなフロンターレのゲームメーカーとして期待を集め、開幕からスタメンに名を連ねた。しかし、フロンターレは開幕から不振が続き、リーグ戦第8節までの戦績は2勝1分け5敗。そのうち、山本が先発した6試合の成績は1勝5敗だった。期待された攻撃よりも、守備の強度の低さが前面に出てしまい、4月下旬からは先発での出場がなく、ベンチ外がほとんどとなっている。

 今月22日のアルビレックス新潟戦では、4月13日の第8節・セレッソ大阪戦以来の先発出場を果たした。結果は2−2の引き分けだったが、持ち前のゲームメイクセンスはそのままに、守備のポジショニングも改善されていた印象で、今後に向けて期待が高まる内容だった。

 欲を言えば、開幕からこのパフォーマンスが見たかったところかもしれないが、ゲームメーカーはほかのポジション以上に、チームの特性を把握する必要がある。山本の活躍はチーム全体のパフォーマンス向上につながる可能性もあるだけに、さらなる適応に期待したいところだ。

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