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フォーカス 5か月前

このままだと失敗…。前半戦ガッカリだったJ1の新戦力10人。力を発揮できなかったのは?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

DF:井上詩音(名古屋グランパス)


【写真:Getty Images】


生年月日:2000年4月25日(24歳)
前所属クラブ:ヴァンフォーレ甲府
2024リーグ戦成績:2試合0得点0アシスト

 井上詩音は、専修大学を卒業して2023シーズンにヴァンフォーレ甲府でプロとしてのキャリアを始めた。J2で30試合に出場し、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)でも5試合に出場し、充実のプロ1年目を過ごした。そして、今季からは名古屋グランパスに加入している。

 井上は、大学進学まで名古屋の下部組織で育った選手で、移籍が決まった際にはクラブ公式サイトで「生まれ育った名古屋の地で、新たなエンブレムと共に再びプレー出来ること、誇りに思います」と述べていた。

 成長して戻ってきた姿を見せたい井上だったが、ここまではうまくいっていない。開幕戦の鹿島アントラーズ戦で先発してJ1デビューを飾ったものの、0-3の完敗だった。名古屋の守備全体が良くなかったとしても、井上のパフォーマンスが優れなかったことも事実で、ほろ苦いデビューとなっている。

 名古屋はその後、新加入のハ・チャンレが活躍し、河面旺成の復帰もあって、井上はベンチ入りすら難しくなっている。名古屋にとっては、将来を見据えての獲得であるはずだが、ここまで満足のいくスタートとはなっていない。

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