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フォーカス 5か月前

このままだと失敗…。前半戦ガッカリだったJ1の新戦力10人。力を発揮できなかったのは?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

MF:井手口陽介(ヴィッセル神戸)


【写真:Getty Images】


生年月日:1996年8月23日(27歳)
前所属クラブ:セルティック(スコットランド)
2024リーグ戦成績:9試合0得点0アシスト

 井手口陽介は、ヨーロッパで思い通りのキャリアを過ごせなかったが、昨季、セルティックからのレンタルでアビスパ福岡に加入すると、圧倒的な存在感を披露した。90分間戦い抜くスタミナを活かして相手の攻撃を食い止め、素早く速攻につなげることができるMFで、福岡にクラブ史上初となるYBCルヴァンカップのタイトルをもたらした。

 その活躍を引っ提げて、今季はJ1王者のヴィッセル神戸に加入した。しかし、ここまではベンチスタートが多く、リーグ戦の先発はわずか4回となっている。扇原貴宏や山口蛍といったポジション争いのライバルが強力なことが一つの要因だが、出場した際もインパクトを残せていない印象で、まだ適応に苦しんでいる様子だ。

 山口が33歳、扇原が32歳で、神戸としては長期的なプランで井手口を獲得したとみていいだろう。ただ、昨季の活躍は日本代表に呼ばれても不思議ではないという声も多くあっただけに、加入後すぐに主力に定着すると期待したファンも多いはずだ。

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