「2位に誰も満足していない」
「今の攻撃陣はたぶん『1点じゃ怖いな』と思ってるだろうし、そう思わせてしまっている自分たちにも責任がある。そう思わせないためにも、『1点取ったら問題ない』と安心させられる守備を作り上げていきたいですね。
試合に出続けているけど、僕自身は全然疲れてないし、どれだけ連戦しようが全く問題はない。チームの力になれるようにしっかりいい準備をしていきたいと思ってます。
2位という結果は誰も満足してないし、このチームがいるべきポジションは1位だけなんで」
6月最終週のガンバ大阪、ヴィッセル神戸との2連戦は今季の鹿島を大きく左右する重要な局面だ。ここを無失点で乗り切れれば、チーム全体に弾みがつくだろう。植田は鈴木優磨の指摘を受けて、ハイプレス・ハイラインの守備とブロックを敷く守備をどう使い分けていくのか。本人が言うように、ここからの鹿島の守りは彼次第なのかもしれない。
偉大なレジェンドたちを超えるべく、彼にはタイトル獲得請負人として異彩を放ってほしいもの。鹿島が2016年以来のリーグタイトルを手にしたいと思うなら、植田のさらなる成長が欠かせない。
(取材・文:元川悦子)
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