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最悪の無駄遣い…。マンチェスター・ユナイテッド歴代“不良債権”ワーストイレブン。大外れだったのは?

シリーズ:不良債権ワーストイレブン text by 編集部 photo by Getty Images

RSB:マッテオ・ダルミアン(イタリア代表)


【写真:Getty Images】


生年月日:1989年12月2日
在籍期間:2015年夏〜2019年夏
移籍金:1800万ユーロ(約25.2億円)
クラブ通算成績:92試合1得点3アシスト

 マッテオ・ダルミアンは昨季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝にも先発出場するなど、現在も第一線で活躍を続けているが、プレミアリーグでは成功することができなかった。

 右SBや左SBとしてフル稼働するなど、加入時の監督であるルイ・ファン・ハールとは良い信頼関係を築いていた。ところが2015/16シーズンにオランダ人指揮官が解任されたことで、ダルミアンのマンチェスター・ユナイテッドでのキャリアは一気に難しくなってしまった。

 続いて就任したジョゼ・モウリーニョ監督のもとではあまり起用されず、同指揮官就任2年目の2016/17シーズンはプレミアリーグでわずか8試合の出場に留まった。続くオーレ・グンナー・スールシャール監督のもとではSBとして起用されず、わずか3試合の出場に留まるなど完全な構想外に。1800万ユーロ(約25.2億円)で加入したイタリア代表DFは、19年夏にわずか250万ユーロ(約3.5億円)の移籍金でパルマに放出された。

LSB:マルコス・ロホ(元アルゼンチン代表)


【写真:Getty Images】

生年月日:1990年3月20日
在籍期間:2014年夏〜2021年冬
移籍金:2000万ユーロ(約28億円)
クラブ通算成績:122試合2得点4アシスト

 マルコス・ロホは2014年夏から2021年冬までの長期間をマンチェスター・ユナイテッドで過ごしたが、その中で戦力となっていたのはたったの3年間だった。

 左SBとしてもCBとしてもプレーできるアルゼンチン代表DFは、2014年のブラジルワールドカップ後にイングランドを代表する名門に加入した。不動のレギュラーとはいかないまでも、その万能性からルイ・ファン・ハール監督とジョゼ・モウリーニョ監督のもとで重宝された。

 しかし、17年4月に膝の前十字靭帯を断裂してから状況が一変する。この大怪我から復帰をして以降もロホは負傷に悩まされ続け、2017/18シーズン以降は大半の期間をリハビリに費やした。オーレ・グンナー・スールシャールが監督を務めていた20年冬に自身が育ったクラブであるエストゥディアンテスへローン移籍。そして翌年にフリーでボカ・ジュニアーズへと移籍した。

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