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明治安田J1リーグ第13節延期分、横浜F・マリノス対サンフレッチェ広島が19日に行われ、3-2でマリノスが逆転勝利を収めた。相手が1人少ない状況で勝ち越しを許したものの、試合終了間際に2点を奪う劇的な展開に。ピッチでは何が起きていたのか、選手たちの証言から逆転勝利の舞台裏を明かす。(取材・文:藤江直人)
喜田拓也が広げるプレーの幅
照れくさそうな表情を浮かべながら、横浜F・マリノスのキャプテン、MF喜田拓也が切り出した。
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「多分、みなさんはあまり覚えていないと思うんですけど…」
ホームのニッパツ三ツ沢球技場で19日に行われた、サンフレッチェ広島とのJ1リーグ第13節。マリノスがAFCチャンピオンズリーグ(ACL)の決勝に進出した関係で未消化となっていた一戦は、後半早々に退場者を出し、数的不利に陥った広島が逆に1点を勝ち越し、マリノスの猛攻に耐える展開が続いていた。
迎えた87分。マリノスに起死回生の同点ゴールが生まれる。体勢をやや崩しながら、それでもグラウンダーのクロスに利き足の左足をヒットさせ、ゴールネットを揺らしたFWアンデルソン・ロペス。そして左サイドのポケットを突き、折り返しをロペスへつけたFW宮市亮がまばゆいスポットライトを浴びる。
もっとも、見逃せないのは宮市を縦に走らせたプレーだった。敵陣左サイドの奥深くまで侵入し、絶妙のパスを宮市へ供給したのは喜田。ゴールに絡んだプレーを問われた反応が、冒頭で記したコメントだった。
「今シーズンはけっこう点に絡めているんですよ。アシストのひとつ前とかが多いというか。自分がどのようにしてチームに貢献していけるのか、というなかでそのあたりの感覚とかプレーの幅も、本当にちょっとずつですけど広げられている。そこを気づいていただけて、非常にありがたいと思っています」