19位:ハンガリー代表
監督:マルコ・ロッシ
FIFAランキング:26位
総市場価値:1億6545万ユーロ(約263億7200万円)
最高額選手:ソボスライ・ドミニク(7500万ユーロ/約120億円)
前回大会ではフランス代表、ドイツ代表、ポルトガル代表というまさに死の組と呼ぶに相応しいグループステージで最下位で終わったハンガリー代表が19位。それでも、ポルトガルにこそ敗れたものの、フランス代表とドイツ代表に引き分ける粘り強い戦いぶりは記録に新しい。
そんなハンガリー代表でキャプテンを担うのが23歳のMFソボスライ・ドミニク(7500万ユーロ/約120億円)。なんとチームの総市場価値である1億6545万ユーロ(約263億7200万円)の約半分はこの若者のものとなっている。ピッチを縦横無尽に走る姿と右足から繰り出される強烈なミドルシュートは、所属先のリバプールではかつてのスティーブン・ジェラードを彷彿とさせ、8番を継承している。
他の選手に目を向けるとミロシュ・ケルケズ(2000万ユーロ/約32億円)は今大会でブレイクが期待される20歳の選手。所属先のAFCボーンマスでは4バックの左サイドバックを担当しているが、代表では左ウイングバックに入ることが多く、彼の持ち味である攻撃面がより発揮されている。90分間走り続けるスタミナとアウトサイドとインサイドを巧に使いこなす器用さでソボスライとともに左サイドから相手ゴールに迫る。
前回大会同様、強固な守備からのカウンターというスタイルがこの4年間でどこまで完成度を高めているかが鍵となりそうだ。