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「監督が輝きを奪っている」英メディアがイングランド代表監督を痛烈批判「昔は退屈だったが今は脆弱」【ユーロ2024】

text by 編集部 photo by Getty Images

UEFAユーロ2024(EURO2024)最新ニュース

ガレス・サウスゲート監督
【写真:Getty Images】



苦しむイングランド代表…


 UEFAユーロ2024(EURO2024)グループC組第2節、デンマーク代表対イングランド代表の試合が現地時間20日に行われ、試合は1-1の引き分けに終わった。勝てば突破の状況だったが、追加点を奪えずドローに。英メディア『90MIN』は、チームを率いるガレス・サウスゲート監督の問題について報じている。


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 同メディアが、「ガレス・サウスゲート監督がイングランドの輝きを奪っている」と題した記事の中でまず問題にしていたのが、先制点後のチームの消極的な姿勢だった。18分にハリー・ケインが先制点を決めたものの、そこからチームは自陣に引いて守り切ることを選択する。

 記事では、「早い段階でリードをもたらしたあと、彼らは何度も何度も殻に閉じこもった」と指摘した上で、「勝ち点が必要だったデンマークは、得点のにおいを嗅ぎつけ、試合の残り時間でより良いチャンスをものにした」と、試合を通して相手チームの方が優れていたことを強調していた。

 また、クラブではSBで起用されているが今大会では中盤のポジションでプレーする、トレント・アレクサンダー=アーノルドの起用法についても苦言を呈していた。報道では、「事前に決められた役割でインパクトを残せず、この試合ではわずか54分で交代となった」と述べた上で、「彼は才能のあるSBだがMFではない。イングランドでは、ボールを保持しているかどうかに関係なく、チームがアンバランスになり、コントロールが効かなくなるという連鎖反応が起きる。これは勝利の方程式ではない」と、同選手を中盤で起用する問題について指摘している。

 同メディアは、「欠点はともかく、サウスゲート監督は1966年のFIFAワールドカップ優勝以来、イングランドを最も成功した時期に導いた。それは変えられないし、変えるべきではない」と評価をしつつも、「昔のイングランドは単純に退屈だったが、今日のイングランドは脆弱だ。2024年のユーロで栄光を勝ち取らなければ、彼への批判をこれ以上抑えることはできない。新しいプレースタイルを模索する時間は刻々と迫っている」と、今大会の結果によっては監督交代が起きてもおかしくないことを示唆していた。

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【了】

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