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Jリーグ 2週間前

「敵とはいえ…」鈴木優磨がアルビレックス新潟に賛辞を送り、松橋力蔵監督が誤解を解く「あ、そうだったんですか」【コラム】

シリーズ:コラム text by 野本桂子 photo by Getty Images

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 明治安田J1リーグ第18節、鹿島アントラーズ対アルビレックス新潟が16日に行われ、1-1の引き分けに終わった。試合後、新潟の松橋力蔵監督のもとに歩み寄った鹿島FW鈴木優磨は何を伝えたのか。両者の人間性や姿勢が垣間見えるやりとりの内容が明かされた。(取材・文:野本桂子)


主導権を握った前半。アルビレックス新潟らしい先制点

アルビレックス新潟の松橋力蔵監督
【写真:Getty Images】

「選手たちと話す中で、昨季のリーグで選手たちが難しいと感じた、本当に強いと感じたというチームが鹿島アントラーズでした。その相手に対して、われわれはどこまでできるのか。僕はできると思っています。小手先勝負というよりは、しっかりと自分たちの力をぶつけていくことが、すごく大事だと思います」。J1第18節・鹿島戦の試合前日会見で、新潟の松橋力蔵監督は、そう意気込みを語り、敵地へ向かった。

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 鹿島とは昨季リーグで2戦2敗。いずれも前半のうちに、クロスを起点に鈴木優磨と垣田裕暉に1点ずつ決められ、その後は相手の堅守を破れず、0-2で敗れている。

 だが今季は、新潟が主導権を握ることができた。24分、27分には相手の波状攻撃を受けたが、粘り強い守備でゴール前で耐えると、そこからは新潟が保持する時間に。すると43分、自陣でのパス回しで相手を引き付け、その背後にできたスペースを使って攻撃。中央から右、左と相手を揺さぶりながら前進すると、小見洋太が先制点を決める。これまで積み上げてきた、新潟らしい意図的なビルドアップから生まれたゴールだった。

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