UEFAユーロ2024(EURO2024)最新ニュース
現地時間6月14日にEURO2024(ユーロ2024)が開幕した。4年に1度行われる欧州王者を決める大会で、最も強力な戦力を揃えているのはどのチームなのか。今回は、各チームの戦力を4項目(攻撃力、守備力、選手層、勝負強さ)に分けて数値化(各25点の100点満点)し、11~20位のランキング形式で紹介する(本文の内容は現地時間6月18日の試合終了時点のもの)。
20位:スコットランド代表
【写真:Getty Images】
監督:スティーブ・クラーク(6年目)
戦力値:68(攻撃力18、守備力16、選手層18、勝負強さ16)
欧州サッカー最高峰の戦いを観るならWOWOWに加入[PR]
2大会連続でユーロ(欧州選手権)出場を達成したスコットランド代表の目標はグループリーグ突破である。同国代表はW杯とユーロを合わせたメジャー大会でベスト16に進出した経験がなく、過去11大会すべてでグループリーグ敗退を喫している。
メンバーを見るとプレミアリーグでプレーしている選手が多く、主将のアンドリュー・ロバートソン(リバプール)やキーラン・ティアニー(レアル・ソシエダ(アーセナルからのローン))、スコット・マクトミネイ(マンチェスター・ユナイテッド)ら知名度のあるプレイヤーも多い。
そんなスコットランド代表が抱えている長年の課題が「ストライカー」だ。中盤のジョン・マッギン(アストン・ヴィラ)が、21世紀以降代表でプレーした選手の中で最もゴールを決めており、今大会に向けての予選での得点王もマクトミネイだった。今季スコティッシュ・プレミアシップで得点王に輝いたローレンス・シャンクランド(ハーツ)が注目されているが、なかなか得点量産には至っていない。
それよりも問題なのが「守備力」で、今大会のドイツ代表との開幕戦で露呈したようにCBには大きな不安を残している。そもそも今シーズンほとんど怪我で離脱していたノリッジのグラント・ハンリーとリーズ・ユナイテッドでサブに降格したリアム・クーパーを招集しなければいけない時点で人員が厳しいのは明らかだ。
そしてスコットランド代表にとって痛恨だったのが「選手層」の部分で、本来は主力として計算していたアーロン・ヒッキー(ブレントフォード)やネイサン・パターソン(エバートン)、ルイス・ファーガソン(ボローニャ)らが怪我で離脱中。特に2人の右SBの離脱は痛恨であり、セルティックで控えのアンソニー・ラルストンが1番手の現状はかなり厳しいと言わざるを得ない。