UEFAユーロ2024（EURO2024）最新ニュース

クリスティアーノ・ロナウドを最大限に活かす方法は？

　UEFAユーロ2024（EURO2024）・グループF組第1節、ポルトガル代表対チェコ代表の試合が現地時間18日に行われ、ポルトガル代表が2-1で勝利。アラン・シアラー氏は、39歳のクリスティアーノ・ロナウドの役割を減らすことが優勝への鍵になると語った。英メディア『BBC』が報じている。

　C・ロナウドは先発起用され、EURO史上初の６大会出場を達成。C・ロナウドは32分にスルーパスから左足でシュートを放ったが、チェコ代表GKインドジフ・スタニェクにセーブされてゴールならず。その後も攻撃に絡み、決定機を作り出す場面が何度かあった。しかし、先にゴールを決めたのはチェコ代表で、62分にルカシュ・プロヴォドが先制点を決める。それでも69分に相手のオウンゴールで同点に追いつくと、C・ロナウドを起点にディオゴ・ジョッタがゴールネットを揺らす場面があった。それはC・ロナウドのオフサイドで得点取り消しとなるが、後半アディショナルタイムにフランシスコ・コンセイソンが得点し、土壇場でポルトガル代表が2-1の逆転勝利をおさめている。

　ポルトガル代表は19回のチャンスを作り、そのうち5回がC・ロナウドのものだった。今でもC・ロナウド中心のチームと言えそうなポルトガル代表だが、むしろ役割を縮小することを受け入れる必要があると、シアラー氏は考えている。シアラー氏は「これがポルトガル代表が優勝できるかどうかの鍵となる。なぜなら、もし彼がそれを受け入れたら、毎試合90分間プレーすることが出来なくなり、彼らが優勝するのに大いに役立つからである。試合後に目覚めて、もう一度やりたいという気持ちになった時や痛みを感じている時、最高になりたいという飢えと欲求が湧いてくる。誰もが彼の姿勢を絶賛している。それは驚異的だ」とし、試合に出たいという飢えと欲求が大活躍のきっかけになる可能性があると語っている。