UEFAユーロ2024(EURO2024)最新ニュース
ウクライナ代表、初戦はルーマニア代表に敗れたが…
UEFAユーロ2024(EURO2024)・グループリーグE組第1節、ルーマニア代表対ウクライナ代表の試合が現地時間17日に行われ、ウクライナ代表が0-3の敗戦を喫した。試合には敗れたものの、ウクライナ代表はすでに同大会の優勝チームとして、英紙『インデペンデント』が讃えている。
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ウクライナ代表を率いるルスラン・ロタン監督は、アルテム・ドフビクやミハイロ・ムドリク、ビクトル・ツィガンコフなどを先発起用。29分には、デニス・マンからパスを受けたルーマニア代表のニコラエ・スタンチュが先制点を決める。53分にルーマニア代表のラズバン・マリンが追加点を決めると、57分にはルーマニア代表のデニス・ドラグシュがチーム3点目。ウクライナ代表は1点も返すことが出来ず、0-3の敗戦を喫している。
試合には敗れたものの、同紙はタイトルに「ルーマニアは遥かに優れていたが、ウクライナはユーロ2024ですでに優勝している」とつけて、ウクライナ代表を讃えた。2022年2月22日以降、ロシアの軍事侵攻によってウクライナは戦火に見舞われている。特に東部の被害は大きく、同年5月には多くのスタジアムが破壊された。ハルキウにあるソニャチヌイ・スタジアムもその一つで、このスタジアムはEURO2012前にオランダ代表がトレーニングで実際に使用したことがある。ウクライナ代表は安全面の問題からEURO予選の全ての試合をホームではないスタジアムで行ったが、プレーオフの末に本大会出場を決めた。
今回の試合会場となったミュンヘンのアリアンツ・アリーナには、ロシアの攻撃で破壊されたソニャチヌイ・スタジアムの座席の一部が展示された。同紙によると、ウクライナ政府が制定した法律により、25歳から60歳の男性の出国が禁止され、多くが外国人居住者、女性グループ、ウクライナ系ドイツ人により構成されたウクライナサポーターだったという。スタジアムの大半がルーマニアサポーターとなったが、キーウのファンゾーンに数百人のサポーターが集まり、母国からウクライナ代表に対して声援を送っていたと、ウクライナメディア『サスピネ』が報じている。
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