3位:ポルトガル
監督:ロベルト・マルティネス
FIFAランキング:6位
総市場価値:10億500万ユーロ(約1680億円)
最高額選手:ラファエル・レオン(9000万ユーロ/約144億円)
2大会ぶりの王者を目指すポルトガルが3位にランクイン。総市場価値はこれまでのチームとは桁が変わり、10億500万ユーロ(約1680億円)となっている。ポルトガルはユーロ予選10戦全勝という圧倒的な成績で今大会の出場を決めており、ロベルト・マルティネス監督は就任1年目ながら早速チームを完成形に導いている。
そんな名将だが、ポルトガル監督就任前の約6年間はベルギー代表監督を務めていた。2018FIFAワールドカップロシアでは代表史上最高順位の3位を記録するも、次の2022FIFAワールドカップカタールではまさかのグループステージ敗退と結果を残せず退任している。同じヨーロッパの強豪国を率いて臨む今大会で、代表監督としての初のタイトルを掲げられるか。
チーム内の市場価値に目を移すと、トップはACミランの10番ラファエル・レオン(9000万ユーロ/約144億円)。左ウイングを主戦場とし、大柄な体格を活かした長いストロークのドリブルを武器に、今季はクラブで9得点10アシストと攻撃を牽引した。
その他にも、SLベンフィカ所属のMFジョアン・ネヴィス(5500万ユーロ/約88億円)、スポルティング所属のDFゴンサロ・ベルナルド・イナシオ(4500万ユーロ/約72億円)、FCポルト所属のFWフランシスコ・コンセイソ(2200万ユーロ/約35億2000万円)などの国内リーグで目覚ましい活躍を見せている若者たちは、今季を通じて市場価値を約2倍に高めている。
なお、フランシスコ・コンセイソンはポルトガル黄金世代の一人であるセルジオ・コンセイソン(現FCポルト監督)の息子。まだ21歳で4年後、8年後の大会でさらに中心選手となっていく存在だが、父が成し遂げることができなかった欧州チャンピオンの座に辿り着くことはできるだろうか。