4位:スペイン代表
監督:ルイス・デ・ラ・フエンテ
FIFAランキング:8位
総市場価値:9億6550万ユーロ(約1544億8000万円)
最高額選手:ロドリ(1億2000万ユーロ/約192億円)
2012年以来の大会王者を狙うスペインが、総市場価値9億6550万ユーロ(約1544億8000万円)で4位にランクイン。約10年間アンダーカテゴリーのスペイン代表監督を務めていたルイス・デ・ラ・フエンテが、就任2年目で初の国際大会に臨む。
チーム内の市場価値トップはマンチェスター・シティでペップ・グアルディオラが絶大の信頼を寄せるロドリ(1億2000万ユーロ/約192億円)。足元の技術に加えて、恵まれた体格を持つロドリからはそう簡単にボールを奪うことはできない。卓越した視野でボールを捌き、寄せが甘ければ強烈なミドルシュートを突き刺す。守備では5人目のディフェンダーとして最終ラインまで落ちて味方のカバーをすることも忘れない。現代最高のアンカーとして満を持して臨むユーロ(欧州選手権)となるのではないだろうか。
そしてもう一人忘れてはならない選手がいる。ロドリに次ぐ市場価値を誇るラミン・ヤマル(9000万ユーロ/約144億円)である。16歳という年齢は聞き飽きてもなお信じがたいが、すでに所属先のバルセロナでは右ウイングを主戦場にレギュラーを掴んでおり、かつてのリオネル・メッシと比較される存在となっている。線は細いが幹はしっかりとしているため、身体を当てられてもバランスを崩しづらく、得意のカットインからの左足で巻いたシュートは今大会見ることができるだろうか。
クロアチア、イタリア、アルバニアとのグループリーグは激戦必須。実はスペイン、クロアチア、イタリアの3カ国は2012年大会でも同じグループとなっており、当時はスペイン2勝1分で1位通過、イタリアが1勝2分の2位通過、その後、両国は決勝でも顔を合わせ4−0でスペインが連覇を達成している。