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Jリーグ 5か月前

一番ヤバいのは? 「J2→J3」降格危険度ランキング1~5位。前半戦終えてピンチに陥るクラブとは

シリーズ:降格危険度ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

1位:ザスパクサツ群馬

ザスパクサツ群馬
【写真:Getty Images】


現在の順位:20位
今季リーグ戦成績:19試合1勝6分12敗

 現状リーグ最下位のザスパクサツ群馬が、残念ながらJ3降格の最有力候補だ。

 今季の群馬はリーグ戦の勝利数がわずか1試合であり、チームは長いこと勝利の味を味わっていない。成績不振を受けてフロントは5月6日に大槻毅監督を解任し、ヘッドコーチの武藤覚氏が監督に昇格することを発表したが、それでも悪循環を断ち切れず今に至る。

 現在の降格危機を生んだ最大の要因は、深刻な得点不足にあるだろう。リーグ戦で複数ゴールを奪うことに成功した試合は無く、データサイト『Footy Stats』によれば群馬の平均ゴール期待値(xG)は「0.85」となっている。

 これはワースト2位栃木SC(0.95)、同3位愛媛FC(1.04)と比較しても、ぶっちぎりで低い数字だ。今の攻撃陣では到底J2残留など果たせるはずがなく、早急なアタッカーの補強、特にゴール前で決定的な仕事をする点取り屋の獲得が求められる。もっとシュートを打たなければ、もっと相手ゴールを脅かさなければ、いつまでも勝てないだろう。

 唯一、ポジティブに捉えることができるのは、直近のリーグ戦3試合(全て引き分け)で地道に勝ち点を拾えていることだ。第19節栃木SC戦(1-1)では、後半途中に川上エドオジョン智慧がレッドカードで退場したが、10人でなんとか守り抜いた。栃木もリーグ19位と降格の危機に瀕しているチームであるため、群馬としてはライバルに勝ち点差を離されず、価値ある勝ち点1を積み上げた試合と言って良いのではないだろうか。

 今季は第24節終了後に約3週間の中断期間が設定されている。そろそろ勝たなくてはならない。残留を争うライバルたちに差をつけるためには、この期間で群馬が何をやるか、何を変えられるかが重要だ。

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【了】

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