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Jリーグ 5か月前

一番ヤバいのは? 「J2→J3」降格危険度ランキング1~5位。前半戦終えてピンチに陥るクラブとは

シリーズ:降格危険度ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

3位:鹿児島ユナイテッド

鹿児島ユナイテッド
【写真:Getty Images】


現在の順位:18位
今季リーグ戦成績:19試合3勝7分9敗

 降格危険度ランキング3位となったのは鹿児島ユナイテッドだ。J2昇格1年目の今季は19試合3勝7分9敗と厳しい戦いを強いられ、リーグ18位で前半戦を折り返している。

 特に悲惨な状況となっているのがディフェンス。チームはリーグワースト2位タイの33失点を喫しており、安定感に欠ける守備が低調の要因となっている。

 加えて、鹿児島は相手に先制され、「追いかける展開」となる試合が非常に多い。リーグ戦19試合のうち、先制に成功したのは第17節栃木SC戦(2-1)と第19節ファジアーノ岡山戦(1-1)の2試合だけだ。「良い守備から良い攻撃へ」とはサッカー界で成功するための大原則だが、まさに今の鹿児島にはこの言葉が当てはまる。質の高い攻撃を繰り出すためには、守備の安定化を図らなければならない。

 成績不振を受けて、クラブは5月末に監督交代へ踏み切った。鹿児島をJ2昇格に導いた大島康明監督を解任し、後任には浅野哲也氏が就任。いまのところ浅野新監督はリーグ戦2試合の指揮をとっており、その結果は2試合連続ドロー(1得点1失点)となっている。

 もちろん、J2残留の最短ルートはひたすら勝利を重ねていくことではあるが、この結果は前向きに捉えるべきではないだろうか。新たな指揮官のもとで課題だった守備の強度は改善の兆しを見せている。やるべきことは山程あるが、先ずは良い守備から良い攻撃へ。鹿児島はリーグ後半戦で地道に弱点を克服し、多くの勝利を手繰り寄せることができるだろうか。

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