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2024シーズンの明治安田J2リーグは第19節まで終了し、早くも折り返しを迎えている。今回は、リーグ前半戦を終えてJ3降格の危機に瀕している5クラブを「降格危険度」で査定し、ランキング形式で紹介する。(スタッツは6月13日時点のデータサイト『transfermarkt』とJリーグ公式記録を参照)
5位:水戸ホーリーホック
現在の順位:17位
今季リーグ戦成績:19試合4勝6分9敗
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今季の目標を「J1昇格」に設定し、シーズンの開幕を迎えた水戸ホーリーホック。しかし、ここまでその目標とは程遠い厳しい道のりを歩んでいる。
第1節いわきFC戦に勝利した水戸は上々のスタートを切ったかに思われた。だが、そこから悪夢の公式戦5連敗。勝てない試合が続き、待望の今季2勝目は第11節レノファ山口戦まで時間を要してしまった。チームを率いる濱崎芳己監督は成績不振により、5月4日付で解任されている。
後任に選ばれたのは「水戸ホーリーホックのDNA」とも言うべき人物である森直樹氏だ。依然としてJ3降格の可能性は捨てきれないが、新たな指揮官の元で水戸は調子を取り戻しつつある。第14節ロアッソ熊本戦で早速白星を挙げると、第15節モンテディオ山形戦でも勝利。森監督体制下で迎えた最初の3試合で2勝1分と上昇気流に乗ることに成功する。
その後、水戸は第17節から第19節までの直近3試合を3連敗(3得点6失点)という結果で終えているが、悲観することはないだろう。うち2試合の対戦相手は、現在首位を争う清水エスパルスとV・ファーレン長崎。もちろん勝利が最良だが、大きな取りこぼしではない。
それどころか、むしろ長崎戦(2-3)は今季のベストマッチクラスの素晴らしいパフォーマンスだったと言えるのではないだろうか。結果は敗戦となったが、水戸らしい素早いトランジションと強度の高い守備で相手を苦しめていた。
19試合を終えてチームの失点数は22。残留を争う他クラブよりもかなり少ない数字だ。もちろん勝ち点3を積み重ねることが最優先事項だが、自分たちの強み、得意な形を取り戻しつつあることは今後の戦いに向けてポジティブに捉えられる。