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【写真:Getty Images】
伊藤獲得にバイエルンが動いた理由とは
シュトゥットガルトに所属する25歳のサッカー日本代表DF伊藤洋輝が、バイエルン・ミュンヘンと個人合意したようだ。バイエルン専門メディア『Bavarian Football Works』は、ドイツ屈指の名門が日本代表選手の獲得に動いた理由について、現地時間13日に詳しく報じている。
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移籍専門家のファブリツィオ・ロマーノ記者が自身のSNSで、「伊藤がバイエルンへ行く!選手と5年契約で合意。次はメディカルテスト。シュトゥットガルトの25歳の日本人DFに対し、バイエルンが3000万ユーロ(約48億円)の契約解除条項を発動。」と投稿し、伊藤の移籍が秒読み段階であることを明かしていた。
記事では、「誰もこの移籍を予想していなかった。」と述べた上で、「移籍の噂は一つもなく、噂の大半はバイエル・レバークーゼンのヨナタン・ターやチェルシーのリーヴァイ・コルウィルらのものだった」と、専門メディアでも全く予想していないニュースだったことを指摘している。
また、伊藤獲得に動いた理由について、「重要なのは、伊藤が左利きのCBであることだ。この重要な特性とブンデスリーガでの実績を合わせると、バイエルンがこの選手を好んでいる理由は簡単にわかる」と言及し、チームの適正にフィットした選手の獲得であると分析していた。
データサイト『FBREF』によると、今季の伊藤のショートパスの本数は962回でリーグ8位、ファイナルサードへのパスは119回でリーグ22位、プログレッシブパスの本数は121回でリーグ40位となっており、同ポジションの中ではトップクラスの成績を残している。
バイエルンは、プレミアリーグのバーンリーで指揮をとっていたヴァンサン・コンパニ氏を新監督に迎えている。コンパニ氏が今季率いていたバーンリーは、GKを含めて最終ラインからビルドアップをしっかり行い戦うチームだった。
新監督が試みるであろうボールを保持して戦うスタイルに伊藤は適応できる可能性が高く、この点を評価して、同メディアも「バイエルンがこの選手を好んでいる理由がわかる」と言及したのだろう。
報道では、「この契約は数日中に完了するようだ」と伝えられており、「ダヨ・ウパメカノ、マタイス・デ・リフト、キム・ミンジェに移籍の噂があり、新たなセンターバックを獲得すれば、既存のCBのうち1人を売却する必要がある」と、伊藤の加入でチーム編成に大きな動きがある可能性についても触れていた。
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