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日本代表 3週間前

「個人的に言えば…」冨安健洋はサッカー日本代表の攻撃的3バックをどう見たのか。W杯へ「結局は選手が…」【コラム】

シリーズ:コラム text by 藤江直人 photo by Getty Images,Shinya Tanaka

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サッカー日本代表は6月のFIFAワールドカップ26アジア2次予選の2試合に臨み、ミャンマー代表、シリア代表にそれぞれ5-0の大勝を収めた。森保一監督はその2試合で攻撃的な3-4-2-1システムにチャレンジ。シリア代表戦で右CB、右SB、さらにゲームキャプテンも務めたDF冨安健洋は、この新システムをどう見ていたのか。(取材・文:藤江直人)


日本代表は攻撃的3バックにチャレンジ

冨安健洋
【写真:田中伸弥】

 一人で三役を務めた濃密な90分間が、冨安健洋が森保ジャパンで放つ存在感を物語っていた。

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 エディオンピースウイング広島にシリア代表を迎えた、11日のFIFAワールドカップ26・アジア2次予選の最終節。3バックの右センターバックで先発した冨安は、後半開始とともに4バックの右サイドバックに回り、さらに62分からは交代でピッチを後にしたMF遠藤航に代わってゲームキャプテンを務めた。

 3月シリーズを終えた段階で、初戦から無傷の4連勝をマーク。2試合を残してグループBの2位以内を確定させ、9月からスタートするアジア最終予選への進出を決めていた日本代表の森保一監督は、敵地ヤンゴンで臨んだ6日のミャンマー代表戦、そしてシリア戦で3バックにチャレンジした。

 昨年3月に船出した第2次森保ジャパンで、試合中に4バックから3バックに変わったケースは何度もある。しかし、前半のキックオフを3バックで迎えるのは通算18試合目のミャンマー戦が初めてであり、指揮官は左から伊藤洋輝、谷口彰悟、橋岡大樹で組むユニットを先発フル出場させた。

 森保監督は3バックの前にあえて「攻撃的な」という言葉を添えている。左右のウイングバックが最終ラインに下がらず、3人だけで守備をコンプリートさせながら、できるだけ多くの選手を攻撃させる青写真のもとで、最新のFIFAランキングで163位のミャンマーには5-0のスコアで圧勝した。

 ヤンゴンまで帯同しながら、ミャンマー戦ではベンチ外だった冨安は「特に理由はないし、練習はしっかりできているので大丈夫です」と怪我やコンディション不良ではないと明言。その上で、最終予選進出をかけて日本に臨んでくる、ランキング89位のシリアに対してこう語っていた。

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