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移籍を考えるべき? 出場機会に飢える外国人Jリーガー10人。能力を示すことができていない男たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

MF:エカニット・パンヤ(タイ代表)

浦和レッズのエカニット・パンヤ
【写真:Getty Images】


生年月日:1999年10月21日
所属クラブ:浦和レッズ
今季リーグ戦成績:6試合0ゴール0アシスト

 タイの至宝であるエカニット・パンヤは、今すぐにでも結果が欲しい選手の1人だ。

 タイリーグのチェンライ・ユナイテッドで、15歳11ヶ月という衝撃の若さでプロデビューを果たしたエカニットは、その後国内リーグで活躍を続けた。細かい部分の技術に優れ、特に高品質であるキックを活かして決定機を生み出すゲームメイカーであり、2019年にはタイ代表デビューも飾っている。

 22/23シーズンには28試合3ゴール4アシストという成績をマークし、シーズンオフに浦和レッズへ2023年末までの期限付き移籍で加入した。少ない出場機会の中でアピールしたいパンヤは、10月のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)・ハノイFC戦で途中出場ながらゴールを記録。浦項スティーラース戦でもアシストを記録し、2024年末までのレンタル期間延長を勝ち取った。

 しかし、今季リーグ戦でここまで出場した6試合はすべて途中出場(55分)と、今後長く同クラブに残留できるかという点には疑問符が付く。タイには、かつて北海道コンサドーレ札幌や川崎フロンターレで活躍したチャナティップ・ソングラシンという偉大なJリーグの先輩がいる。エカニットもこの正念場をくぐり抜け、タイのレジェンドと肩を並べる活躍を期待したい。

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