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フォーカス 4か月前

移籍を考えるべき? 出場機会に飢える外国人Jリーガー10人。能力を示すことができていない男たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

FW:ミッチェル・デューク(オーストラリア代表)

町田ゼルビアのミッチェル・デューク
【写真:Getty Images】


生年月日:1991年1月18日
所属クラブ:FC町田ゼルビア
今季リーグ戦成績:15試合2ゴール0アシスト

 FC町田ゼルビアのミッチェル・デュークは、大活躍した昨季とは打って変わって厳しい状況に置かれている。

 2015年から2018年までの4シーズンを清水エスパルス、2021年から翌年までの2シーズンをファジアーノ岡山で過ごしたデュークは、昨季に町田ゼルビアへと加入した。加入1年目は黒田剛監督のサッカーにおいて不可欠なターゲットマンとして効果的な働きを見せ、J2で2桁ゴールも記録した。

 町田のJ1初昇格の原動力となったデュークだが、今季のJ1に吹き荒れる町田旋風にはまだ乗り切れていない。今季ここまで15試合には出場しているものの、スタメン出場は1試合もなく、出場時間は第17節終了時点でわずか211分のみだ。

 決して選手個人のプレーが悪いわけではない。このオーストラリア代表FWの競合相手となるのはオ・セフン。194cmの屈強な体で、強引に前線でボールを保持しチャンスを拡大するポストプレーヤーは町田躍進の立役者の1人である。同じようなプレースタイルであるデュークにとっては相手が悪すぎるといえるだろう。

 2トップのもう片方はU-23日本代表の藤尾翔太が務め、付け入る隙がない。今夏に藤尾がパリ五輪に参戦するとなれば、よりチャンスは巡ってくるはずだが、その前にクラブを離れる決断をしたとしても不思議ではない。

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