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フォーカス 4か月前

移籍を考えるべき? 出場機会に飢える外国人Jリーガー10人。能力を示すことができていない男たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

FW:フロート(U-21オランダ代表)

柏レイソルのフロート
【写真:Getty Images】


生年月日:1998年3月13日
所属クラブ:柏レイソル
今季リーグ戦成績:1試合0ゴール0アシスト

 NECナイメヘンからプロキャリアをスタートさせたフロートは、193cm99kgという強靭なフィジカルを活かし、16/17シーズンには10代ながらリーグ戦20試合5ゴールの好成績を残している。オランダの世代別代表に選出されており、有望株だったといえるだろう。

 その後、リーズ・ユナイテッドやVVVフェンロなど欧州クラブを渡り歩き、2023年に柏レイソルへと加入した。加入当初はCFの位置でスタメン出場することも多かったが、細谷真大の覚醒もあって出場機会が激減し、最終的にはリーグ戦17試合の出場に留まった。

 今度こそ定位置獲得へと意気込んだ2024年シーズンだったが、フロートにチャンスが訪れない。基本的に2トップの布陣で戦うレイソルだが、主に細谷とコンビを組むのはマテウス・サヴィオや小屋松知哉、木下康介などで、オランダ人FWの序列は4番手以下となっている。細谷がU-23アジアカップ参戦でクラブを離脱した際も、ベンチに入ることすら出来なかった。

 ライバルの細谷はパリ五輪参加のため、今夏に再びクラブを離れることが予想されるが、カップ戦でも途中出場、ベンチ外となっている現状を見ると、フロートが今後も大きく評価を上げる未来は見えてこない。出場機会を求めるなら、移籍を検討するのもひとつの手だろう。

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