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「サンフレッチェサポーターを中心に…」サッカー日本代表、森保一監督が明かした涙の理由と古巣への感謝【W杯アジア2次予選】

text by 編集部 photo by Getty Images

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サッカー日本代表の指揮官を務める森保一監督
【写真:Getty Images】



涙の理由と古巣のサポーターに感謝の言葉を述べた指揮官

 サッカー日本代表は11日、FIFAワールドカップ26アジア2次予選 兼 AFCアジアカップサウジアラビア2027予選・グループリーグB最終節でシリア代表と対戦した。日本代表はこの試合に5-0で勝利している。試合後、チームを率いる森保一監督がインタビューに答えている。

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 選手、指導者として長い時間を過ごした広島の新スタジアムに凱旋する形となった森保監督。万感の思いがあったのか、国歌斉唱の時には目に涙を浮かべる場面もあった。試合後のインタビューで、同監督は涙を流した理由について次のように語っている。

「広島だからということではなく、国歌を歌って試合に挑める幸せをいつも感じる。国歌を歌っている時に、日本人である誇りと喜びがあふれだし、幸せな気持ちになれるのは毎試合ある。ただ、広島で現役時代を長く過ごして指導者としてもいろいろな経験をさせていただいた中で、広島にサッカー専用スタジアムができるのは在籍時の大きな夢の1つだった。ピッチとスタンドが一体になって盛り上がれる素晴らしいスタジアムを作っていただいて、そこでプレーできる喜びは今も出てきている。感極まったところはあると思う」

 試合中には、サンフレッチェ広島のサポーターが中心となって、同クラブのチャントを代表仕様で歌っていたシーンもあった。指揮官は、「聞こえたかどうかで言うと、聞こえていた」と明かし、「サンフレッチェのサポーターを中心にだと思うが、全国から日本代表を応援してくれるサポーターが集まってきている中で、私自身も応援歌の中に入れてもらいながら、応援してもらえたのはすごく嬉しい。いつも応援していただいているので、感謝の気持ちが込み上げた」と、応援に駆けつけたサポーターの心意気に感謝の言葉を送っていた。

 もっとも、「名前を言っていただけるのは非常にありがたい」と前置きした上で、「日本代表はみんなの代表。森保ジャパンや何々ジャパンではなく、今日は広島でしたけど全国の方がみんなの日本代表だと考えてもらえたら嬉しい」と、あくまでも森保ジャパンという名前は便宜上のものであり、日本の思いを背負って戦っている「みんなの日本代表」であることを強調していた。

(取材:元川悦子、文・構成:編集部)

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【了】

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