WB:堂安律
【写真:Getty Images】
生年月日:1998年6月16日(25歳)
所属クラブ:フライブルク(ドイツ)
23/24リーグ戦成績:30試合7ゴール
日本代表通算成績:49試合9ゴール
フライブルクに所属する日本代表の10番は、今季尻上がりに調子を上げてきた。アジアカップ前までは今季のブンデスリーガでわずか1ゴールだったが、2月18日のフランクフルト戦でのゴールをきっかけに得点とアシストを立て続けに記録した。リーグ戦における7ゴール2アシストのうち6ゴール2アシストは、今年の2月に入ってからのものである。
また、今シーズンの堂安はクリスティアン・シュトライヒ監督のもとで右ウイングバックとしても起用されており、自身の選手としての幅を広げている。6日のミャンマー代表戦では2列目に入ったが、森保一監督もシリア代表戦で新たなオプションを見つける可能性がある。森保監督は試合前の会見でミャンマー代表戦から選手の大幅な入れ替えを示唆したが、先のゲームを前半のみで退いた堂安が続けて先発に名を連ねても不思議はない。
なお、堂安は日本代表の直近5試合における4試合で得点に直接関与している。勢いにのる10番に期待がかかる。
WB:相馬勇紀
【写真:Getty Images】
生年月日:1997年2月25日(27歳)
所属クラブ:カーザ・ピア(ポルトガル)
23/24リーグ戦成績:32試合5得点
日本代表通算成績:13試合4得点
ミャンマー代表戦では途中出場から2得点に絡む活躍を見せた相馬勇紀。その柔軟性は大きな武器のひとつで、所属チームでは右のシャドーで起用される一方で、日本代表では先の試合のようにウイングバックに入ることもある。古巣の名古屋グランパスでは左のウイングバックとして起用される時期もあった。
昨年6月に行われたエルサルバドル代表戦では右サイドバックとして途中出場し、相馬は古橋亨梧のゴールをアシストしている。どのポジションで起用されても高い対応力を見せ、あまつさえ点にも絡めるのが同選手の魅力のひとつだ。ミャンマー代表戦の活躍は、そういった能力が結実した結果だろう。
前田大然が前日練習で別メニュー調整していること、森保監督が会見で「選手を大幅に入れ替えて戦いたい」と発言したことから、相馬がシリア代表戦で左ウイングバックとして先発起用されることを予想する。