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トーマス・トゥヘルは、マンチェスター・ユナイテッドの指揮官には就任せず？

　マンチェスター・ユナイテッドの新指揮官候補に挙がっているドイツ人のトーマス・トゥヘルが、オファーを受け入れず、休養を取る意向であることがわかった。イギリスメディア『BBC』が、現地時間9日に報じている。トゥヘルは、今季限りでバイエルン・ミュンヘンの監督を辞任し、マンチェスター・Uの指揮官就任が噂されていた。

　50歳のトゥヘルは、昨年3月からバイエルンを指揮し、22/23シーズンのブンデスリーガ優勝に導いた。しかし、今季はリーグ戦を3位で終えるなど無冠に終わり、2月にはシーズン中ではあったが、シーズン終了後の退任を発表していた。トゥヘルには、今季のプレミアリーグで8位に終わったユナイテッドが、招へいに向けて関心を寄せていると報じられていた。

　ユナイテッドは、エリック・テン・ハフ監督が、2025年6月30日まで契約を残しているものの、解任される可能性が高く、新監督の招へいが噂されている。同メディアによると、トゥヘルが、フランスでユナイテッドのジム・ラトクリフ共同オーナーと会談したことが明るみに出たが「ボルシア・ドルトムントやパリ・サンジェルマンで指揮を執った経験を持つドイツ人監督は、バイエルン退団後、休養を取りたいと考えている」と伝え、トゥヘルの監督就任の可能性が低いことを強調した。

　ユナイテッドが、テン・ハフ監督の解任に踏み切った場合、トゥヘル以外にも、複数の候補が浮上している。チェルシーの前監督で、2022年4月に成績不振で解任されたグレアム・ポッター、同クラブを今季指揮したマウリシオ・ポチェッティーノ、そして、ブレントフォードのトーマス・フランクがリストアップされているという。他にも、2024年12月でイングランド代表との契約が満了を迎える、ガレス・サウスゲートにも関心を持っていると伝えられている。