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期待に応えられず…。今季ガッカリだった欧州日本人(2)強力なライバルに勝てず…。日本のエースは不完全燃焼

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

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ヨーロッパ主要リーグの2023/24シーズンが終了した。各地で評価を高めた日本人選手がいる一方で、さまざまな理由から望んでいたような活躍ができず、周囲の期待に応えられなかった選手もいる。今回は、今季十分な働きができなかった日本人選手をピックアップして紹介する。※データは『transfermarkt』を参照。


FW:上田綺世

フェイエノールトFW上田綺世
【写真:Getty Images】

生年月日:1998年8月28日(25歳)
所属クラブ:フェイエノールト(オランダ)
2023/24リーグ戦成績:26試合5得点2アシスト

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 上田綺世は、昨年夏にセルクル・ブルージュからフェイエノールトへ移籍した。オランダ名門クラブでの1年目は、リーグ戦で5得点2アシストという成績に終わっている。

 上田が苦しんだ最大の理由は、チーム内競争だ。メキシコ代表のサンティアゴ・ヒメネスがリーグ戦30試合出場で23得点6アシストというエースにふさわしい活躍を続けたため、上田はベンチスタートが多く、なかなか出番が回ってこなかったというのが実際のところだ。

 上田はシーズン終盤に存在感を示し、リーグ戦ラスト4試合で3得点2アシストを記録。ヒメネスが欠場した影響で先発の機会が与えられると、しっかりと結果を残せることを証明したが、クラブ歴代2位の移籍金で加入したことを考えると、満足いく成績でないことは確かだ。

 上田は、AFCアジアカップカタール2023でサッカー日本代表のエースとしての地位を確立したと言えるだろう。今季はクラブ内のライバルが強力だったという理由があるとしても、代表のエースには、常にレギュラーとして活躍していてほしいものだ。本人ももう少し得点を重ねられると考えていたのではないだろうか。

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【了】

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