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「韓国のやり方を貫きたいならなぜ外国の監督を雇うのか?」元サッカー韓国代表監督が在任期間を振り返る「韓国の文化では…」

text by 編集部 photo by Getty Images

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韓国代表を率いるユルゲン・クリンスマン監督
【写真:Getty Images】



韓国代表監督期間を振り返るクリンスマン氏

 元・サッカー韓国代表監督のユルゲン・クリンスマン氏は、アラン・シアラー氏のインタビューで同国代表として過ごした期間を振り返っていた。同監督にとって、アジアの強国で指揮をとった期間はさまざまな側面において刺激的な日々だったようだ。米大手メディア『The Athletic』が、現地時間6日に報じている。



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 クリンスマン氏は、2023年2月に韓国代表の監督に就任。しかし、今年開催されたAFC アジアカップカタール2023準決勝でヨルダン代表に敗れ、大会後に同国代表監督を解任になっていた。同氏は、解任された当時の心境について次のように振り返っている。

「韓国の文化では誰かが責任を取り、非難を受けなければいけない。彼らは我々にあの大会の責任を負わせたんだ。私は韓国の文化にまったく対応できなかったと非難されたが、私の答えはこうだ。私は多くのことに適応しようとしていた。もし、100%韓国のやり方を貫きたいのであれば、なぜ異なる国から来た外国の監督を雇うのか?韓国のやり方を貫きたいのであれば、韓国人のコーチを雇ったほうがずっと簡単だろう」

 さらに、同氏は「これも経験の一部だ」と前置きした上で、「韓国では負けた後に監督が相手を祝福したり笑顔は見せない。握手はするが、そのまま立ち去る。後でそう言われたよ。ただ、事前には言われなかった。監督として謝罪し、責任を負う。小さなことでさえ大きな影響を持つんだ」と、韓国代表チームを率いた難しさについて言及していた。

 満足のいかない結果に終わったアジア杯ではあるものの、「ソウルに戻ってみると、反応はまったく違った。韓国人は通常ハグをしないし、握手はするが一定の距離を保ってとても礼儀正しく振る舞う。でもアジアカップで準決勝に進んだことで、みんながハグをしてくれた。監督、ありがとう。ここ何十年で一番エキサイティングだったと。こうした人生経験こそがサッカーのすべてなんだよ」と、良い経験ができた就任期間を振り返っていた。

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【了】

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