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日本代表 3週間前

個人技頼みではなく…。サッカー日本代表の攻撃的3バックはどうだったのか? 引いた相手を前に手にした収穫とは?【西部の目】

シリーズ:西部の目 text by 西部謙司 photo by Getty Images

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サッカー日本代表は6日、FIFAワールドカップ26アジア2次予選 兼 AFCアジアカップサウジアラビア2027予選・グループリーグB組第5節でミャンマー代表と対戦し、5-0で大勝している。この試合で森保一監督は、3-4-2-1を採用。引いた相手に対し、収穫はあったのだろうか。(文:西部謙司)

▽著者プロフィール:西部謙司

1962年9月27日生まれ、東京都出身。学研『ストライカー』の編集記者を経て、02年からフリーランスとして活動。95年から98年までパリに在住し、ヨーロッパサッカーを中心に取材。現在は千葉市に住み、ジェフ千葉のファンを自認し、WEBスポーツナビゲションでは「犬の生活」を連載中。サッカーダイジェスト、フットボリスタなどにコラムを執筆中。『ちょいテク 超一流プレーヤーから学ぶちょっとスペシャルなワザ』監修(カンゼン)、「サッカー右翼サッカー左翼」(カンゼン、)近著に『戦術リストランテⅣ』(ソル・メディア)、「ゴールへのルート」(Gakken) 、共著の『サッカー日本代表の戦術が誰でも簡単に分かるようになる本』(マイナビ)、『FCバルセロナ』(ちくま新書)がある。

攻撃的な3バックをテスト

日本代表
【写真:Getty Images】

 すでにFIFAワールドカップ26アジア2次予選突破を決めていた日本代表は攻撃的な3バックシステムをテスト。5-0で難なく勝利した。

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 GKに前川黛也。橋岡大樹、谷口彰悟、伊藤洋輝の3バック、右ウイングバックに菅原由勢、左に中村敬斗。中央は守田英正がアンカーに入り、鎌田大地と旗手怜央が流動的に左シャドーと中央を担当。右は堂安律が右ウイングから内側へ入って右のシャドーになる。1トップは小川航基が担当した。

 これまでは守備のために使っていた3バックだが、ボール支配率が高くなると予想された今回の試合では攻撃のためのシステムとして試している。

 ミャンマー代表は5-4-1システムで守備を固め、プレスも緩く、引き込むような守り方だった。そのため日本代表は何の問題もなくボールを敵陣に運ぶことができる。半面、引いている相手に合わせてスローテンポの保持になるため、そこからどうやって崩すかが焦点になった。

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