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【写真:Getty Images】
今季不調だったストライカーは誰?
今季のプレミアリーグ全日程が終了した。優勝チームやヨーロッパの出場権を獲得したチームには大きなサプライズはなかったものの、期待外れの結果に終わった選手は少なくない。大手データサイト『FOTMOB』は、今季もっともパフォーマンスが低く、がっかりな結果に終わったストライカー5人を現地時間4日に発表した。
まず、同サイトが名前を挙げていたのが、チェルシーに所属するニコラス・ジャクソンだ。今季は14ゴールとまずまずの結果で終えているものの、xG(ゴール期待値)は18.6で「少なくともあと4ゴールは決めるべきだった計算になる」と言及されていた。さらに、「彼のミスは大きな代償をもたらした。チェルシーは6位に終わったが、トップ4入りは十分に可能だったはずだ」と、同選手の影響でクラブもチャンピオンズリーグ出場争いから脱落した可能性があると同サイトは指摘している。
次に言及されていたのが、エバートンのベトだ。同サイトによると、「理論上はほぼ7点のxGポテンシャルがあったにもかかわらず、シュートの成功率はわずか7%。3 点しか決められなかった」と、同選手の決定力が物足りなかったことに言及していた。また、同クラブのドミニク・キャルバート=ルーウィンについても、「約2,200分間の出場で、彼はわずか7ゴールしか決められず、リーグの主力FWの中では最もパフォーマンスが低かった」と、シーズンを通して同クラブのFW2人が揃って不調だったことを強調している。
また、リバプールのダルウィン・ヌニェスについては、「ユルゲン・クロップ監督はヌニェスからベストを引き出すという望みを諦めたかに見えた」と前置きした上で、「シーズンのxG16.4に対して実際のゴール数は11と5ゴール以上下回っていた。ヌニェスがチャンスを逃したことで、リバプールはタイトル争いで大きな影響力を失った」と、厳しい評価を下していた。
そして、同サイトが「今季ゴール前で最悪だった」とストライカーではないものの言及していたのが、トッテナムのブレナン・ジョンソンだ。同選手のxGは10.6だったが、実際のゴールは5点と5ゴール下回っている。記事では、「シーズンを通して90分あたり0.2ゴールにも達せず、チームがチャンピオンズリーグ出場を逃す大きな要因となった」と、同選手の低調なパフォーマンスがチームの成績にも影響したと指摘していた。
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