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明治安田J1リーグ第17節、湘南ベルマーレ対ガンバ大阪が1日に行われ、2-1でガンバ大阪が勝利した。2得点に絡む活躍を見せた山下諒也は、直近3試合連続で先発起用されている。昨季に負ったケガも癒えた山下は、チームが勝つために必要な冷静さと情熱を併せ持つ。(取材・文:加藤健一)
苦しみながら掴んだ勝利の立役者
理想通りの展開で相手をねじ伏せた勝利も嬉しいが、苦しい展開を耐えて勝ち点3を持ち帰る試合運びも重要だ。ガンバ大阪がレモンガススタジアム平塚で収めた今季9個目の白星は、まさにそのようなものだった。
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「会心の勝利ではないし、褒められた内容ではない」
試合後の宇佐美貴史は冷静に試合を振り返った。ただ、「タイトルを獲るチーム、勝負強いチームはこういう試合をモノにする」とも言う。ダニエル・ポヤトス監督も試合の流れを相手に渡したことを反省点として挙げつつも、「しっかり我慢できた試合だった」と勝ち点3を持ち帰ることができたチームを称えた。
湘南がペースを掴む中で迎えた29分、湘南GKソン・ボムグンのパスがずれたところを鈴木徳真がカットし、山下諒也がワンタッチでつなぐ。キャプテンは迷いなく右足を振り抜いてゴール左隅に決めた。さらに、宇佐美のパスに反応した山下が杉岡大暉に倒されてPKを獲得し、宇佐美がPKを確実に沈めて65分に追加点を奪う。セットプレーから1点を返されたものの、我慢強く時計の針を進めたガンバは連勝を3に、連続無敗を6試合に伸ばした。
試合後、ガンバサポーターのゴール裏に向かって選手たちが並ぶと、宇佐美は山下を呼び、2人が並んでガンバクラップを先導した。それは、宇佐美とともに山下が殊勲の活躍を披露していたことを意味する。
今季初先発となった5月19日の川崎フロンターレ戦から、山下の先発出場が3試合続く。スペイン人指揮官は山下を次のように評価している。